院長・クリニックマネージャーからのメッセージMessage
近年は、訪問診療や訪問看護などの地域医療のニーズが高まっていることから、看護師の活躍する場所も病院から地域へと拡大しています。地域医療で看護師が活躍する場所の多くは、開業医のクリニックと訪問看護ステーションです。今までのクリニック勤務は、主に外来業務が中心でした。しかし、訪問診療を導入するクリニックが増加しており、当院のように訪問診療の比率が高いクリニックでは、業務のほとんどを訪問に費やすことになります。訪問看護ステーションでの業務はイメージがつきやすいのですが、訪問診療での看護師の働き方はどのようなものなのか、まだまだ情報発信している所は少ないと思います。訪問診療での診療介助から、スケジュール調整、物品管理、家族への指導、他事業所との連携など、業務内容は多岐にわたります。当院で採用している看護師は訪問診療の未経験者ばかりですが、入職後に先輩看護師との同行指導により、問題なく業務を処理することができるようになっています。
クリニックスタッフとして訪問診療に同行していくことで、訪問診療の仕組みや管理方法、医療制度の理解、地域医療の全体像の把握や問題点への気づきなど、クリニック目線から多くの経験・発見があると思います。医師と同様に、患者や家族から頼られるクリニック看護師として、地域医療にチャレンジしたい方はいつでもご連絡ください。
当院で勤務するメリットMerit
訪問診療看護師として、以下の内容の業務が経験でき、それに伴う知識も習得することができます。
- 訪問診療の基礎
- 訪問時のバイタル測定：血圧、脈拍、体温、SpO2など
- 診察補助：気切カニューレや胃瘻などの交換、採血や検査の施行
- 物品管理：毎月必要な物品を患者へ提供しているため、その物品を管理する必要があります。
- 医療機器の管理：人工呼吸器や在宅酸素、輸液ポンプなどの作動状況の確認
- 書類管理：難病患者の自己負担上限額管理票の管理、必要書類の受け渡し（医師が作成する処方箋や診療情報提供書など）
- 運転業務：患者宅や施設への移動
- 訪問スケジュールの管理：1か月の訪問回数や日程、時間調整、他事業所とのスケジュール調整
- 訪問診療の制度の理解
- 訪問診療で発生する管理料について
- 特定医療費について
- 身体障害認定患者や重度医療の必要な患者に対する行政からの助成
- 疾患について
- 神経難病や脳卒中、認知症の病態理解
- 必要な医療機器の取り扱いや管理方法への理解
- 他事業所との連携
- 法人内の他部署との連携促進
- 当法人以外の連携：訪問看護ステーションや薬局、ケアマネージャー、ヘルパー、保健師といった関係者との情報共有
- 院内での勉強会
- 先輩看護師とのミーティング
- 関連業者からの医療機器説明会など
- 外来業務
- 外来補助：バイタル測定、情報収集、採血などの一般的な補助業務
勤務の様子Working Situation
1日の流れ
※月水金の午前中は外来予約が入っていれば、外来補助業務が発生します。
入職後の流れ
- 入職後の1～2カ月の間は、先輩看護師と医師に同行して、訪問診療の基本を経験・勉強してもらいます。基本技術が習得できたと判断された時点で、医師との2名で訪問診療を行ってもらいます。もちろん、自信が無い場合には、独り立ちできるようにサポートを延長しながら業務を覚えて頂くようにしていますので、安心して業務を学ぶ事ができます。
- 患者数が200名以上いるため、全ての患者を把握するのにはかなりの時間が必要です。焦らずにゆっくりと患者把握に努めてもらいます。電子カルテからの情報収集以外にも、医師や先輩看護師からのアドバイスももらえるので、一人で悩む必要はありません。毎日のカンファレンスなどで自然と耳に名前と患者情報が入ってくる環境を利用して、様々な患者像・家族像を診て経験してください。
求める人材Ideal Candidate Profile
率先して考え、動ける人材
1.訪問診療に興味を持たれた方
当院は高槻市・茨木市・島本町を中心に北摂エリアの東側で訪問診療を行っているクリニックです。このエリアで地域医療に携わりたい方、訪問診療ってどんなことをしているのか、興味を持たれた方は是非当院にご相談ください。まだまだこの職種は広く知れ渡っていないことから、活躍する場面は非常に多くあると思います。看護師として、看護ケア以外の知識や経験を求めている方も、是非チャレンジをお待ちしています。
2.病院勤務時に重症管理・神経病棟などでの勤務経験のある方
ICUやSCU、HCUなど重度医療を行っている病棟で勤務されていた方、脳外科・脳神経内科病棟など身体機能が著しく低下している患者を多く看護していた方は、その経験が当院での勤務にとても役立つと考えています。環境は違えど同じことをしていたり、在宅独自のやり方があったりと、少し戸惑う点もあるかとは思いますが、その貴重な経験が訪問診療を通して、在宅療養の手助けになっています。
3.病院から飛び出して外で元気に働きたい方
最近は若い看護師の方も地域医療に参入することが多くなっており、当法人でも20～40歳代のスタッフが勤務しています。新卒の採用はまだありませんが、経験年数が少ない方でもやる気があれば採用されています。病棟から出て、外の空気を吸いながら仕事をするのはとても気持ちが良いものです。四季を感じながら、一緒に地域医療を頑張っていける仲間を募集しています。是非気軽にご相談ください。
スタッフインタビューInterview
なぜ訪問診療の看護師になったのか？
前職では訪問看護を経験していたのですが、その中で訪問診療の先生や看護師さんがどのようなことをしているのか気になり、思い切って転職しました。看護ケアだけではわからなかったことが、先生と同行することで、とても勉強になっています。制度のことなど、分かりにくいこともありますが、ゆっくりと学びながら少しずつできることを増やしています。
訪問診療クリニックに数か月だけ在籍していましたが、バイタルを測定するなど基本的なこと以外は何も教えてもらえず、ただ立ったまま診察が終わるのを待っているような職場でした。ここに就職してからは、院長をはじめ先輩看護師からの指導があり、訪問診療で必要な看護師の働き方を一から教えてもらっています。診察時に先生との連携をうまくとって、段取り良く訪問診療を回せるように、日々勉強しています。
むねみつホームメディカルクリニックを選んだ理由
「多くの訪問診療クリニックでは、看護師が待機業務（土日祝を含む）を行うことが義務付けられていますが、ここのクリニックは院長が平日、土日は非常勤医師が電話・往診対応をしてくださるので、訪問診療の同行業務に専念することができます。訪問看護と違って、先生と同行しているので、いつでも相談することができる環境にあるのも良い点だと思います。家庭の事情でお休みをもらえることもでき、土日祝日は完全な休日です。訪問診療専門クリニックは祝日出勤のところが多いので、とても助かります。」
これから訪問診療の看護師を目指している方へメッセージ
これから訪問診療の件数はどんどん増えていくと思います。その分、私たちのような訪問診療に同行する看護師も必要とされていきます。訪問診療の同行業務ってどんなものか分からない方が多いと思いますが、先生と一緒に回れる職場なので、その点がとても心強く安心して仕事ができます。また、自分の家族もお世話になるかもしれない訪問診療の制度やシステムを、この機会に知っておくのも大切だと思います。地域医療を頑張りたいと思っている方は、一度当院に見学に来てください。どんなことをしているのか分かれば、チャレンジする選択肢のひとつになると思います。訪問診療の場で輝ける看護師になりませんか？お気軽にご相談ください。
募集要項Recruitment Requirement
| 資格 |
看護師免許（正看護師） |
|---|---|
| 雇用形態 |
常勤 |
| 勤務時間 |
8:30 ～ 17:30（休憩60分） |
| 勤務曜日 |
月～金曜日（週5日勤務） |
| 休日 |
完全週休二日制 |
| 特別休暇 |
|
| 待機業務の対応 |
無し |
| 給与 |
280,000円～／月 |
| 給与備考 |
|
| 交通費 |
交通費手当あり（上限30,000円） |
| その他待遇 |
※車通勤については、別途相談可能 |
